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石綿(アスベスト)とは?

石綿(アスベスト)は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で「せきめん」

「いしわた」と呼ばれています。
その繊維が極めて細いため、研磨機、切断機などの施設での使用や飛散しやすい吹付け石綿などの除去等において所要の措置を行わないと石綿が飛散して人が 吸入してしまうおそれがあります。以前はビル等の建築工事において、保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、

昭和50年に原則禁止さ れました。
その後も、スレート材、ブレーキライニングやブレーキパッド、防音材、断熱材、保温材などで使用されましたが、現在では、原則として製造等が

禁止されています。
石綿は、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで予防や飛散防止等が図られています

アスベスト(石綿)の有害性
①石綿肺(じん肺の一種)

肺が線維化するもので、せき等の症状を認め、重症化すると呼吸機能が低下することがあります。 

②肺癌(肺がん)

肺にできる悪性の腫瘍です。

③胸膜、腹膜等の中皮腫(がんの一種)

肺を取り囲む胸膜等にできる悪性の腫瘍です。

アスベスト(石綿)は
どのような場所に使用されているのか?

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吹き付けアスベスト(対策レベル1)

アスベストとセメントを一定割合で水を加えて混合し、吹き付け施工したものをいいます。
"封じ込め"が行われた為、まだ目に見えないところで封じ込められた吹付けアスベストが残存している場合があります。

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吹き付けロックウール(対策レベル1)

1975年に吹付けアスベストが原則禁止となった以降は、吹付けロックウールに切り替わりましたが、1989年頃まではアスベストを混ぜて使用していました(含有率は5重量%以下)。

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アスベスト含有保温材(対策レベル2)

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アスベスト含有保温材は、クリソタイルを使用したものとアモサイトを使用したものがあり、後者を使用したものが圧倒的に多く製造されました。アスベストとその他の天然鉱物等を原料にして成形した珪藻土保温材、パーライト保温材、石綿けい酸カルシウム保温材、バーミキュライト保温材や水練り保温材があります。これらは化学プラント、ボイラーの本体や配管の保温に使われてきました。

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アスベスト含有

ケイ酸カルシュウム板Ⅱ種(対策レベル2)

アスベスト含有耐火被覆材は、吹付け材の代わりに、鉄骨、梁、柱、昇降機周辺等に張り付けて使用され、法令及び条例に基づき届出対象となるアスベスト(石綿)含有耐火被覆材です

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煙突内部断熱材・折板屋根材裏打ち断熱材(対策レベル2)

煙突内部断熱材は煙突本体のコンクリートが高温により腐食や劣化を防止する為に使われている事があります。

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成形板(対策レベル3)

ケイ酸カルシュウム板一種

石こうボード(ジプトーン)

岩綿吸音板

フレキシブル板

押出成形セメント板

カラーベスト

石綿円筒管

波型スレート

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